今日は分譲マンションでの漏水問題です。
管理をしているスタッフはきっと皆さんそうだと思いますが、一番起きてほしくない案件だと思います。
漏水事故は漏水元になるときも漏水被害にあう時も、管理会社としては早急に対応が必要で、各所に確認作業が必要となる案件です。
当社の管理物件が多い、笹塚の町の特性として、利便性が良いため早くから賃貸物件が多く建てられた地域であり、古い建物が多いという現状があります。
なので、弊社でお預かりしている分譲マンションもそれなりの経年をしている物も多く、ある程度の頻度で、いいえ結構な頻度で漏水事故が発生します。
もちろん、1棟管理のマンションで漏水が起こった場合も大変ですが、さらに大変になるのは区分所有されている家主様からお預かりしているお部屋に漏水被害が有ったり、漏水元となってしまった場合です。
なぜ大変なのか、それは関わる人がとても多くなってしまうからなのです。
通常1棟お預かりしているマンションは、
①家主様
②③ご契約者(2室)
④24H緊急対応工事会社(ご契約者加入)
⑤当社
の5者で連絡を取り合うことになります。
ですが、分譲マンションの場合、
①家主様
②ご契約者(当社管理)
③相手方家主様
④相手方ご入居者
⑤相手方不動産管理会社
⑥共用部管理会社
⑦共用部管理会社指定緊急対応工事会社
⑧24H緊急対応工事会社(ご契約者加入)
⑨当社
最大9者との連絡を取り合う可能性があります。(相手方が所有者使用の場合は7者)
ファミリータイプマンションではなく、投資用分譲マンションはこのケースが多いです。
私が経験した漏水事故の中で、スムーズ解決にいくケースは
①共用部管理会社担当が漏水事故対応経験が豊富な事
②マンション管理組合が適切な保険に加入している事
これが大きなポイントとなります。
つづきは後日