笹塚家具 ~金物と調整~
家具や建具についている金物はたくさんあります。
昔に比べて便利になってきており、取付や調整が簡単になりました。
今回はスライド丁番です。
キッチン扉の丁番や収納扉の丁番として多用されてます。
よく開け閉めする場所に多く使用されており、消耗品でもあります。
よって、ずれやねじのゆるみが生じてきます。
ねじが緩むと、扉が閉まらない、閉まりにくいという症状が出てきます。
このスライド丁番、ねじが1個につき7個くらいついてます。
扉前後の調整。
扉の左右の調整。
扉の上下の調整。
あとは固定ねじ4個です。
これを駆使して扉の調整を行います。が、これがまた大変な作業で慣れが必要です。
どうしたら閉まるのか、どこを動かしたらガタガタしないのか。
これは何度も何度も触っていじってみないとわからないかもしれません。
家にあるスライド丁番を一度いじってみて調整は自分でもできるんだ!
っていうのを感じてもらいたいです。
写真は家具職人がスライド丁番のレクチャーをしているところです。
投稿日:2020/10/22 投稿者:-