笹塚で賃貸管理 賃貸経営のスムーズな相続のヒント③
具体例を挙げた方がわかりやすと思いましたので、仮設定をして私が主人公になってみます。
例えば、私の父が不動産業を営んでいますが、80才少し前のまだ頭はとてもしっかりしてますが、もう色々と面倒になってきて、今まで自分でしてきた管理を私に任せたいと言ってきたとします。
私は不動産屋に勤務してますので、募集・修理・トラブル対応を任される事には抵抗はありません。
ただ、その時にふと不安に思うことがあります。
その不動産は築40年を超えてきて、かなりの老朽化が進んできています。
そのためか、空室が目立ち、賃料もじり貧で下がってきており、打開するには、室内の大規模なリノベーション(大きさにもよりますが350万~)や外装の大規模修繕・・・・ともすれば建て替えも頭をよぎります。
そして父の状態が今は大丈夫でも、賃貸管理を私に任せたら、気が緩んで認知症が始まってしまうかも😭しれません、その時に問題になるのは、大きなお金がかかる案件を解決すべく金融機関からの融資を私の権限では受けられないのです。
そして、もう一つ気になるのは、現在物件を建ててから40年経過しているので、建てた当時あったローンは完済しており、父に万が一のことがあった時に高額の相続税が発生してしまう可能性が高いのです。
これに対して父が健全なうちに
①任意後見契約を結んで私が後見人となる
②家族信託契約をして私が受託者となる
道があります
それでは、次回はこの2つの道を比べてみたいと思います。
投稿日:2020/12/24 投稿者:-